長期的な資産形成において、コストは重要な要素です。特に信託報酬は運用成績に大きな影響を与えます。例えば100万円を5%で運用した場合、信託報酬が僅か0.04%の差異でも30年後には実質リターンに大きな違いが出ることになります。
2025年も主要なファンド運用会社からコスト引き下げの動きがあり、投資家にとっては朗報です。その中で特に注目したいのが三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim」シリーズです。既に業界最低水準を追求していますが、さらにコスト削減へと動き出しました。
【S&P500連動ファンド】
信託報酬は従来0.09240%~0.09372%だったものが0.07568%~0.08140%に下がっています。全米株式ファンドも同様の動きで、MSCI USAインベスタブル・マーケット指数連動と中小型株まで網羅するファンドは従来0.09350%~0.09372%だった信託報酬が現在では0.07700%~0.08140%となっています。
これらの動きは投資家の負担を軽減し、長期的な資産形成に大きく貢献すると期待されています。