フランスのゲーム開発企業Ubisoftは3月28日、中国のテンセントと新たなビジネス関係を深める方針を発表しました。具体的には、人気シリーズ「アサシン クリード」、「ファークライ」、「レインボーシックス」といったIPを統括する新会社を設立し、テンセントがこの子会社に出資します。テンセントは11億6,000万ユーロ(約1870億円)を出資し、25%の株式を取得しました。
Ubisoftの共同創業者兼CEOであるYves Guillemot氏は、新設された会社が「プレイヤーの期待を超えるゲームを提供する」と語りました。一方で、テンセントとの提携に対して一部の株主から反対の声も上がっています。
この発表を受け、Ubisoftの株価は約25%下落しました。少数株主たちは、臨時株主総会を開催し、臨時配当などを求める公開書簡を送っています。