老後の生活を考える上で、金融資産の運用方法は重要な選択です。特に、高齢者を中心に銀行預金が主流ですが、これにはリスクがあります。バブル崩壊後はデフレ時代でしたが、現在は少子高齢化による労働力不足から賃金上昇とマイルドなインフレの可能性が増えています。
毎年1%ずつの消費者物価上昇が続くと、30年後の預金価値は27%も減少します。これは銀行預金が実質的にマイナス利回りになることを意味します。株式投資は恐怖心を抱く人が多いですが、インフレリスクを考えると、株式など他の資産への分散が必要です。
さらに、1,000万円を超える預金には銀行倒産などのリスクがあります。複数の銀行に分散したり、国債を持つことで対策できますが、リスク回避は重要です。