第2次世界大戦中に原子爆弾を開発したことで知られる米国のマンハッタン計画に見立て、AI開発への国家プロジェクトを打ち出す動きが広がっている。テネシー州オークリッジ国立研究所で行われたイベントでは、エネルギー長官のクリス・ライト氏が新「マンハッタン計画」の始動を宣言した。
同氏は「米国は必ず勝利する」と強調し、AI開発競争において中国に対して優位性を保つことを目指す考えを表明。これを受け、民間企業も新たなビジネスや技術開発に注力する流れが見え始めている。
米議会の超党派委員会はすでに、中国への対抗としてAI版「マンハッタン計画」の立案を提言しており、政府による多額の公的資金投入も視野に入れている。一方で、前政権が重視していた規制から一転し、現政権はAI開発を強く推進する方針だ。
こうした状況下で、株価掲示板ではAI関連企業の動向に注目が集まっている。米国における新たな動きによって、AI技術の発展と市場への影響も今後どう変化していくのか、注視されそうだ。