政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が切りつけられた事件で、警視庁は4日、現場での警察の対応について検証結果を発表した。その中で、「速やかに被疑者の身柄確保が必要だった」と指摘している。
3月14日に経済産業省前で起こったこの事件では、立花氏が突然頭部を切りつけられた。現場の市民2人が容疑者を取り押さえ、その後数分間警察官に引き渡された。
その際に撮影した動画がSNS上で拡散され、「警察官が傍観していた」という批判が出た。警備部によると、デモ参加者の流れを整理するための制服姿の署員4人が現場周辺で対応を行っていたという。
この事件はデモ活動と関連があり、財務省への抗議行動が行われていた中での出来事だった。