3月31日に着任した小西康弘新県警本部長が4日、県警本部で会見を開いた。斎藤元彦知事の再選に関連する告訴や告発の捜査方針について「法と証拠に基づき適切に対応する」と述べた。
また、内部告発を調べていた県議会調査特別委員会(百条委員会)の元委員に中傷メールが相次いでいる問題に対しては、「被害があれば真摯に対応したい」との姿勢を示した。小西本部長は、岡山県出身で東大法学部卒業後1991年に警察庁に入局し、福岡や石川の各県警本部長も歴任している。
百条委員会の複数の元委員に中傷メールが届いていることが明らかになっている。丸尾牧県議は3月31日朝から私用パソコンに「お前も自殺しろよ」といったタイトルで1分おきに約3000通ものメールを受け取ったと報告した。
奥谷謙一県議も、委員長を務めていた際の活動に対する中傷が2日夜時点で数百通届いていると明らかにしている。