1月27日に開かれたフジテレビと親会社FMHの10時間会見で、壇上には港浩一社長をはじめとする5人の幹部が並んだ。しかし、出席者の中に約40年間フジ経営陣にいた87歳の日枝久取締役相談役は姿を見せなかった。
日枝氏については「全く関与していない」という回答があった一方で、金光修社長は日枝氏の影響力が問題の遠因となったかどうかを調査するとしている。「企業風土の礎を作っている」ことが明確だと述べた。
この会見での議論は、フジテレビにおける不透明な人事慣行と、日枝久氏の持つ経営責任について焦点を当てていた。