2023年の「ツール・ド・北海道」で起きた重大事故について、専門家による第三者委員会が報告書を公表しました。事故では中央大学の男子選手が対向車線にはみ出して60代男性と衝突し死亡しました。
レースは原則左側1車線で行われるはずでしたが、主催者である「ツール・ド・北海道協会」が独自に片側1車線方式を採用。しかし、このルールの遵守には大きな問題があったことが明らかになりました。
報告書では、交通規制が不十分だったと指摘。観戦者の安全確保や選手への注意喚起も不十分だと評価しました。さらに、先導車両が大幅に不足していたことも浮き彫りとなりました。