ドナルド・トランプ米大統領は4日、中国が追加関税への報復措置として米国からのすべての輸入品に34%の関税を課すと発表したことを受けて、株価下落を「金持ちになるチャンス」と呼びかけた。これにより、株価は2日連続で下落し、投資運用と年金資産運用ともに巨額の損失が出ている。
米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は、インフレ率上昇と成長率低下のリスクがあると警告した。アジアや欧州に続いて米国の株式市場も急落し、ダウ工業株30種平均は5.5%安、S&P500種株価指数は5.97%安で終了した。
トランプ大統領は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、「中国は間違った行動を取った。彼らはパニックに陥り、やってはならないことをした!」と投稿し、反省の色を見せていなかった。また、「これは金持ちになれる絶好の機会だ」と述べている。
株価掲示板では投資家たちが不安な声を上げており、市場参加者たちはこの情勢に対する不確実性を感じている。