トランプ米大統領は4日、ソーシャルメディア上に、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が政権の関税計画を支持しているという動画を投稿した。しかし、これは虚偽の主張であり、バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイは即座に否定声明を発表した。
バークシャーは4日にCNNに対して「SNS上で現在、バフェット氏が述べたとされるコメントに関する報道が出回っている。これらはすべて虚偽だ」と述べている。
トランプ氏の関税措置は米国の株式市場に大きな影響を与え、景気後退への懸念も高まっている。
一方で、米国の主要な貿易相手国である中国は4日、全てのアメリカ製品に10%から34%の報復関税を課すと表明した。これは市場の動揺をさらに深め、貿易戦争が拡大する可能性を高めた。
バフェット氏自身も先月、CBSとのインタビューでトランプ氏の関税計画に批判的な姿勢を示しており、「ある程度の戦争行為だ」と述べていた。