自民党内の財政問題に関する議員グループ、「財政健全化推進本部」と「財政政策検討本部」は、今後とも共存する形ではなく統合され、新たな「財政改革検討本部」が発足しました。この新組織では、2025年度の基礎的財政収支の黒字化という目標を念頭に、政府の方針に対する議論が進められます。
新しい財政改革検討本部は、小野寺政務調査会長が本部長となり、古川禎久元法務大臣と西田昌司参議院議員がそれぞれの立場からアシスタントを務めます。また、3人の総理経験者である麻生太郎、菅義偉、岸田文雄の各氏が最高顧問として加わりました。
この統合により、財政再建派と積極財政派の双方の視点から議論を深めることで、政府の方針決定に向けた建設的な提言を行っていく予定です。