NATOの外相会合は4日までの2日間、ベルギーのブリュッセルで開催されました。アメリカのトランプ政権から5％という目標値が設定され、加盟国に対して国防費を増額することが求められています。会議では、ルビオ長官がヨーロッパやカナダに対し、さらなる責任を持って国防費を増やすことを期待すると発言しました。
NATOのルッテ事務総長は、「加盟国は国防費の増額に向けた議論を加速させるべきだ」と述べました。また、防衛力強化に向けては日本などインド太平洋地域の国の協力を模索しています。一方で中国については、「脅威となりつつある」と警告しました。
ルッテ事務総長は来週日本を訪れ、防衛産業の協力や中国への対応について話し合う予定です。
