4日のニューヨーク市場で、投資家の不安心理を示す「恐怖指数」として知られるVIX指数(ボラティリティー・インデックス)が8カ月ぶりの高水準となる急上昇を見せた。トランプ政権による大規模な関税措置に対する中国の報復措置を受け、米国株式市場で売買が進んだ。
VIX指数は一時45.56ポイントと、昨年8月以来の高水準となった。これは通常の不安以上に市場にとって深刻な兆候を示しているという。
ラショナル・エクイティ・アーマー・ファンドのジョー・ティゲイ氏は、「VIXが40を超えると、必ずしも信用リスクやマージンリスクなどの問題があることを意味する。また、他の資産クラスにも影響を与える可能性が高い」と指摘した。
米国株価急落の背景には、世界経済に対する不安定性があり、投資家は注意を払うべきだ。