26歳のレスリング選手、乙黒拓斗が自身のインスタグラムを通じて現役を引退すると発表しました。山梨県出身の彼は、2018年の世界選手権で日本男子最年少優勝という快挙を成し遂げました。そして2021年の東京オリンピックでは、男子フリースタイル65キロ級で金メダルを獲得し、その強さとスピードを兼ね備えた攻撃的なスタイルは多くの人々の注目を集めました。
しかし、先日開催された全日本選手権でパリ大会出場を逃したことを受け、乙黒選手は引退を決意。最後まで大好きなレスリングに没頭し続けた彼は「幸せなレスリング人生でした」と語りつつ、「選手としてはお別れとなります」と感極まった言葉を残しました。