宝塚音楽学校は、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、受験番号掲示方式からホームページでの合格者発表に移行しています。今年は合計470人の受験者が参加し、その中で僅か40人が夢を叶えました。倍率は11.75倍と、過去20年間で最も低い水準となっています。
17歳の千葉県市川市の女性合格者は、「多くの支えがあったことへの感謝の気持ちが大きいです」と語り、今後のタカラジェンヌとして全力で取り組む姿勢を示しました。宝塚歌劇団は過去に問題を抱えており、それを受けて阪急電鉄親会社の阪急阪神ホールディングスは再発防止策として、7月に歌劇団を分社化し、ガバナンス強化を進めています。
新入生たちは2年間の厳しいレッスンを受け、声楽やバレエなどでスキルを磨くことになります。次回の入学式は来月18日に予定されています。