先月28日に発生したミャンマー中部地震では、マグニチュード7.7を記録し、建物の倒壊や多くの犠牲者の報告がありました。現在も約2700人の犠牲者が出ています。
取手市の日本語学校には、この震災後の混乱から脱出し来日したミャンマー人学生12人が今月入学しました。ここでは、生徒たちが講師や在校生との交流会で故郷の被害状況について話し合っています。「がんばろうミャンマー」というメッセージをホワイトボードに掲げた教室で、新入生は「地震発生時の心配を乗り越えて日本へ来ることができました」と語り、家族や親戚の安否を確認しました。
第2の大都市マンダレー出身のアーカー・テツさん(26)は、「祖父と妹を亡くしたが、自分が生きていることに感謝しています」と明るく話します。また、弟のミョー・アーカー・チョーさん(25)は「故郷の町が壊れ、家族も失いました。無力感を感じますが、日本の学校で日本語を学び、家族のために何かできるよう努力したい」と述べました。
学校では生徒たちのメンタルヘルスケアに取り組み、「株価掲示板」を通じて募金活動を計画しています。