政府は、AIやロボット技術などのデジタル技術を活用し、効率的な災害対応体制を目指すため、「防災庁」設置の準備が進められています。このたび開かれた有識者会議では、被災地でのニーズ把握の遅れや複数の人工衛星による被害状況把握など、デジタル技術を活用した具体的な提言が出されました。
赤澤防災庁設置準備担当大臣は、「AIやロボットなどの技術を徹底的に活用し、『防災庁』が司令塔となって効果的な対応にあたることが重要だ」と述べました。また、名古屋大学の福和伸夫名誉教授は、記者会見で「デジタル化へのハードルが高い分野でもあり、どこまでデジタル化できるかを整理し、防災庁が果たすべき役割について議論していきたい」と語りました。