大船渡市は2日、3月31日に発生した大規模な山林火災による建物被害について新たな調査結果を発表しました。この新しい報告により、空き家が含まれていたことから全壊した住宅の数は54棟に修正され、前回の報告よりも22棟減少しています。一方で、住宅以外の建物での全壊は121棟と新たに増加しました。
被害状況をまとめると、半壊などを含めた住宅は86棟、他の建物は135棟となっています。合わせて221棟の建物が今回の火災によって影響を受けたことが明らかになりました。
市はこの調査結果をもとに、今後もり災証明書交付状況などにより修正の可能性があると説明しています。また、農林水産業などの被害も含め、全容把握に取り組むとともに、住宅解体や住まいの確保といった被災者の生活再建を支援する方針です。