3月24日、ガザ地区南部のハンユニスで、朝日新聞の通信員を務めるムハンマド・マンスールさん(29)が死亡したことが確認されました。マンスールさんは、イスラエル軍によるミサイル攻撃があった中での犠牲者とみられています。
当初はマンスールさんに男の赤ちゃんがいるとの情報が出ましたが、その後調査を進め、その情報は誤りであることが判明しました。
マンスールさんはガザ地区出身で、2021年から朝日新聞社の通信員として活動していました。南部ラファやハンユニスを拠点に取材を行い、ガザ地区の状況について国内外へ情報を発信してきました。
朝日新聞は「マンスールさんの死は遺憾で悲しい」とし、「いかなる状況下でも民間人やジャーナリストへの攻撃は許されない」との声明を出しています。また、中東の衛星テレビ局アルジャジーラも同日にガザ地区北部で空爆を受けた記者が死亡したと報じました。
ガザ地区当局によると、前年10月以降のイスラエル軍とハマスとの戦闘が始まって以来、209人のジャーナリストが死亡しているとされています。