宮城県気仙沼市のエッセイスト、漁業者として知られる畠山重篤さんが4月3日に亡くなりました。肺血栓塞栓症のために長期間の入院を経て最期を迎えました。81歳でした。
畠山さんは唐桑半島でカキ養殖を行いながら、海と川の流域の森との関係性に着目し、環境保護活動を行ってきました。彼は2011年の東日本大震災後の復興事業にも積極的に参加し、その後も地域の自然資源を守るための運動を続けていました。
著書「森は海の恋人」は中学生向け教科書でも採用され、環境教育への貢献が高く評価されました。また、彼の取り組みは国連からも認められ、2012年に「森の英雄」として表彰されています。