4日午前10時半ごろ、竹田市久住町の稲葉ダムで県防災航空隊による山林火災を想定した消火訓練中、ヘリコプターから直径90センチ、深さ1メートル20センチのバケットが約30メートル上空で落下しました。このバケットには200リットルの水が入っており、ダム湖に沈没しましたが、けが人はいませんでした。
県は事故原因を調査中で、「重大インシデント」の疑いがあるとして国土交通省大分空港事務所へ報告しています。訓練で使用されるバケットを吊り下げるための金具に不具合があった可能性が高いとみられています。
大分県消防保安室の渡辺直樹室長は記者会見で、「安全第一で活動する中での事故であり、遺憾です」と述べました。今後、日々の点検を徹底し、再発防止に努めると強調しました。