高知市はこのほど、公園愛護会の団体関連情報を掲載する際に、誤って大量の市民個人情報を含むファイルを公開してしまったと発表した。公開された個人情報には名前、住所、電話番号だけでなく、口座開設銀行やその口座番号まで含まれていたという。
この事態は2日に始まり、4日になって一部の市民からの指摘により削除されたが、その間2日間にわたり誰でも閲覧可能だった。現在、被害報告は出ていないが、高知市は該当する個人情報持ち出し者への連絡を開始し、詳細な説明と謝罪を行っている。
なお、この作業の担当者が一人で行ったためダブルチェックが行われなかったことが問題点として指摘されている。市の弘瀬副市長は『関係者の皆様及び市民の皆様にご心配とご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます』とし、再発防止に向けて全職員への個人情報適切取り扱い教育を行う方針を明らかにしている。