アメリカのトランプ大統領による「相互関税」発表は、世界経済に大きな影響を与えています。世界同時株安という状況で、日本でも日経平均株価が大きく下落しています。
トランプ大統領自身は、この動きを予想内とし、アメリカの景気回復への期待を表明しています。「アメリカは重病患者だったが解放記念日に手術を受けた」と表現し、将来的な経済成長を見込んでいます。
日本の農林水産業にも影響が出始めています。愛媛県宇和島市の水産加工会社では、24%の追加関税によりアメリカへのブリ輸出が打撃を受ける懸念があります。「景気が悪化して消費が落ち込むと我々も影響を被る」と荻原達也社長は述べています。
また、「アルコール飲料」もアメリカ向けに多く輸出しています。日本酒の輸出企業も、この関税措置による打撃について言及。「消費者の財布が締まると販売が厳しくなる」と懸念しています。