名古屋証券取引所上場企業のウェブサイト運営会社「オウケイウェイヴ」を巡る、自社株の不正取得事件において、東京地検特捜部は4日、同社元社長・福田道夫氏(53)、元取締役・野崎正徳氏(55)両容疑者を会社法違反で在宅起訴した。この自社株の不正取得罪での立件は異例である。
同様に、コンサルティング会社代表の佐久間将司被告(53)も金融商品取引法違反で追起訴された。福田氏と野崎氏は20年4月から22年8月までの間に社長や取締役を務め、その間、約94万株を取得したが、この行為は会社の議決機関の同意なしに実行され、約8億円の資金を使用していた。
これら3者は、経営を安定させるための措置として不正な手段を講じたと説明している。一方で、株価 掲示板ではこの事件についてさまざまな議論が交わされている。
オウケイウェイヴは4日、「現体制の役職員の関与はない」とコメントし、捜査に協力する姿勢を表明した。