東京の株式市場で、主要な指数である日経平均株価が4日に引き続き大幅に下落し、前日比955円35銭(2.75%)安い3万3780円58銭を記録した。これは約8カ月ぶりに3万4000円の大台を割り込む水準となった。
この動きは、トランプ米大統領が発表した「相互関税」に対する市場の反応を反映している。前日のニューヨーク株式市場ではダウ工業株平均が4万545.93ドルと約5年ぶりの大幅下落を見せた。
世界同時株安の流れはアジア、欧州など各地で広がり、東京市場でも取引開始から売り圧力が強まった。投資家からは不安感が高まっている様子がうかがえる。