ロイター通信は3日、米アップルの人気スマートフォン「iPhone」が米国での販売価格を最大43%引き上げる可能性があると報じた。昨年発売されたアイフォーン16の現在の価格は799ドルだが、追加関税のコスト転嫁により、最高で1142ドルまで値上がりする見込みだ。
この報道を受け、3日の米株式市場ではアップルの株価が急落し、約9%下落した。アイフォーンは同社売上高の半分近くを占める主要製品であり、また米国のスマートフォン市場でも50%以上のシェアを持つ重要な地位にある。
アイフォーンの大半は中国で生産されており、相互関税により、中国からの輸入品には計54%の追加関税が課されている。