英石油大手BPは4日、会長を務めるヘルゲ・ルンド氏が2026年中に退任する意向だと発表した。この決定には米国の株主活動家団体エリオット・インベストメント・マネジメントの圧力も影響していると見られる。BPは現在、脱炭素化に向けて経営改革を進めているが、株価は先進国石油企業の中でも低位に位置しており、時価総額は約840億ドルと、英国シェル社の半分以下だ。
ルンド氏は2020年に発表されたBPの脱炭素戦略を支持してきた。しかし、同社の株価が低迷している中で、エリオット投資はさらに強力な経営改革を求めているという。
「私の後継者を探し、円滑な引き継ぎのために今すぐプロセスを開始する」とルンド氏は述べた。一方で、BP株価はこのニュースを受け1.7%下落した。エリオット投資は更なる経営陣の交代を含む変化を求めているとみられている。
株価 掲示板や日経 平均 株価 掲示板では、BPの今後の動向についての議論が活発に行われている。