19日午前のニューヨーク外国為替市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を控え、警戒感が強まる中、円売り・ドル買いが優勢となり、円相場は1ドル=149円台後半に下落しています。午前9時時点で、円は149円70~80銭となり、前日午後5時(149円24~34銭)と比べて46銭の円安・ドル高を記録しました。
FRBはこの日、連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策を決定する予定で、現行の政策金利を据え置くことがほぼ確実視されています。市場の注目は、最新の経済・政策金利見通し(ドット・プロット)やパウエルFRB議長の記者会見に集まっています。
また、日銀は19日の金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決定し、植田和男日銀総裁が記者会見で示したトランプ米政権の関税政策に対する不確実性が円安を一時的に加速させ、一時150円台前半に達する場面もありました。