3日の米国株式相場は大幅に下落した。S&P500種株価指数が開盤時に1兆7000億ドル(約247兆円)の時価総額を失った。トランプ大統領による関税措置が景気後退を引き起こす懸念から、市場は不安定な状況にある。
特に中国やベトナムといった海外でサプライチェーンを多く依存している企業の株価が大きく下落した。アップルは一時9.5%安になり、ウォルマートも3.9%下げるなど、多くの主要企業が影響を受けた。
ニューヨーク時間午前9時半頃時点で、S&P500種の約70%が下落し、その内約半数は2%以上の下げとなった。投資家からは「誰も逃れることはできない」といった声が聞かれている。