アメリカのトランプ大統領が3日、全世界に対する相互関税を発表し、日本からの輸出品に対して24%の追加関税を課すと表明しました。この決定は新潟県内でも大きな影響を与えており、「アメリカへの輸出はできなくなる」と先行きに不安視する声が広がっています。
東京株式市場では日経平均株価が一時1600円以上下落し、3万5000円を割り込むなど、大きな影響が出ています。長岡市にある米の輸出業者「エコ・ライス新潟」では、ドバイへの輸出に向けて袋詰めされていた県産コシヒカリが積み上がっていました。
同社の豊永有社長は、「インバウンドが増え、本物の日本食を食べたいという方が増えたこともあり、米の輸出を拡大していました。しかし関税の上乗せにより、アメリカ市場での価格競争力が低下してしまう」と懸念しています。
新潟県によると、令和5年度の県産米の輸出量は8694トンで、輸出総額は17億円あまり。アメリカは全体の13.1パーセントと3番目に多くなっています。政府も関税除外を求め働きかけを強めていますが、今後の影響はまだ不透明です。
株価 掲示板や日経平均株価掲示板では、このニュースに対する反応が活発化しており、多くの投資家が関心を集めている状況です。