米経済専門メディアフォーブスが2日(現地時間)に発表した2025年度「世界長者番付」で、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者は資産3420億ドル(約50兆円)、前年比1470億ドル増加し、再び1位を奪還した。今年初めからのテスラ株価は大幅な調整を受けたものの、昨年から引き続き60%以上の上昇が見られるほか、マスク氏の保有する非公開企業スペースXなどでの評価も大きく上がった影響で、その地位を守ることができた。
今年の2位にはフェイスブック親会社メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグCEOが入っている。彼との資産差は1000億ドル以上あり、これによりマスク氏の今後も世界で最も裕福な人物として残る可能性が高いという評価もある。
一方、昨年1位だったモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)のベルナール・アルノー会長一家は4位のオラクルのラリー・エリソン会長に次いで5位に後退した。また、ビル・ゲイツ氏が1080億ドルで13位、エヌビディア(NVIDIA)のジェンスン・フアンCEOは987億ドルで16位となっている。
韓国ではメリッツ金融持株の趙正鎬会長が資産84億ドルで361位、サムスン電子の李在鎔会長が82億ドルで369位に位置づけられた。
株価掲示板や日経平均株価掲示板では、テスラやスペースXなどマスク氏に関連する企業の動向について盛んに議論されている。