藤本茂さん、通称「シゲルさん」は、資産20億円を持つ88歳の現役トレーダーとして知られています。彼は19歳で株式投資を始め、70年近く相場を見てきました。この間、彼は数多くの難局を乗り越えてきました。その一つが1987年の「ブラックマンデー」です。当時、株価は大幅に下落し、彼の取引も制限されました。「あの時はあらゆる銘柄がストップ安で、売ろうにも売れませんでした」とシゲルさんは振り返ります。
その後、バブル期には資産を10億円まで増やしました。しかし、1990年代前半のバブル崩壊では、ピーク時の5分の1となる2億円まで減少してしまいました。さらに、1995年の阪神・淡路大震災でも自宅が倒壊し、それまでの売買記録を失ってしまいました。
それでもシゲルさんは諦めませんでした。「下がったら買う、上がったら売る」という鉄則を貫き、2002年にネット取引を始めました。66歳で初めてパソコンを購入し、デイトレーダーとして再び活躍の場を見出しました。
昨年8月5日の史上最大の暴落でも、彼は冷静に対処しました。「普段通りに売買して、その日は2億6000万円もの含み損になったけど、翌日には1億4000万円を取り戻した」とシゲルさんは語ります。この経験から、投資家たちへのアドバイスとして、「株価 掲示板」や「日経 平均 株価 掲示板」を参考にしつつも、冷静な判断が何よりも大切であることを強調しています。