大手ネット証券3社(SBI、楽天、マネックス)の投信積立契約件数ランキング2025年3月では、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」がトップに返り咲いた。一方で「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は前月の首位から後退し、1社のみトップとなった。「iFreeNEXT FANG+インデックス」は変わらず第3位をキープしている。
米国株式市場は2ヶ月連続で下落しており、「S&P500」と「NASDAQ総合」がそれぞれ5.75%と8.21%のマイナスとなった。「iFreeNEXT FANG+インデックス」の人気が依然として高いのは、これらの銘柄に投資する米国テック株への期待感からだろう。
一方で、「iTrustインド株式」と「iFreeNEXT インド株インデックス」が2025年1月の第4位を記録したものの、3月には順位を落としている。この背景にはインド企業の成長鈍化や外国人投資家の利食い売りなどが影響している。
また、日本の「日経平均株価」も注目を集めている。日本の中堅・中小企業に焦点を当てた投資信託が人気を集める一方、「eMAXIS Slim 日本版S&P500」や「iFreeNEXT S&P500 ETF」などの米国向けの商品にも多くの投資家が参加している。
株価掲示板では、これらの動向について活発な議論が交わされている。投資家の間で話題となっているのは、インド経済の先行きや米国のテック株の今後の見通しである。
日本と海外の市場動向を注視する中、投資家の関心は引き続き「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や「iFreeNEXT FANG+インデックス」といった人気商品に集中している。