2日のトランプ米政権発表によると、「相互関税」の対象から自動車と同部品がおおむね除かれる見通しとなった。これにより、前回の輸入車への追加関税とは別に新たなコスト増やサプライチェーンの混乱を回避する可能性が出た。
一方で、米国の三大自動車メーカーであるGM、フォード、ステランティスは、一部の低価格部品が関税対象外となるよう政府に対して働きかけを行ってきた。しかし、この新たな関税率の影響により、株式市場では業界全体に不透明感が広がっている。
時間外取引において、GMとステランティスの株価はそれぞれ1.6%と1.9%下落。テスラも一時的に6.2%下落した一方で、フォードは値動きがほとんどなかったという。
また、この新たな関税率により、中国からの輸入品に対する米国の追加関税率が総じて54%に上昇すると当局者は述べた。これを受け、株価掲示板では投資家たちの間で議論が活発化している。