2日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで小幅高となった。トランプ大統領による関税発表後には一時的に0.6%安となる150円49銭を記録したが、その後の関税政策詳細発表後に反転し上昇に転じた。
朝方には円は149円10銭まで買われる場面もあった。ユーロは上昇しており、EUによる緊急支援策準備を材料としている。
インベスコのシニアポートフォリオマネジャー、クリスティーナ・キャンプメニー氏は、関税が米国の経済成長に悪影響を与える懸念から、ドルに対する弱気な見方を強めている。一方でTDセキュリティーズのマーク・マコーミック氏は、「グローバル化から国内重視への転換」といった大きな変革が進行中であると指摘した。
株式市場は関税発表前後で荒れた動きを見せた。S&P500指数は一時1%以上下落したものの、再び値上がりする場面もあった。また、テスラの株価は5.3%上昇し、CEOのイーロン・マスク氏が同社経営に専念できる状況になると期待された。
これらのニュースから、投資家たちは今後の市場動向を見守る必要がありそうだ。関税問題や株価掲示板で話題になっているトピックを注視しながら、適切な投資戦略を選択することが重要となる。