特別な資産もなく、親の遺産を受け継いだわけでもないあなたに朗報があります。老後の心配をしなくてもいいようにするために必要な「老後資金1億円」は、地道な長期分散投資で築き上げることができます。
アメリカで独立系ファイナンシャル・アドバイザーとして25年間の経験を持つ著者は、その中でも特に「長期積立投資」という手法を強く推奨しています。これは、同じ銘柄や投資信託に毎月一定金額(例:1万円)を継続的に購入することで、株価が下落している時に多く、上昇している時には少ない数の株を購入するというものです。
この手法は「ドルコスト平均法」と呼ばれ、その効果は実に大きいのです。つまり、株式市場の上下動がある中で、一定の金額を継続的に投資することで、最終的な保有株数が増えるため、売却時の利益も大きくなります。
例えば、同じ銘柄に6ヶ月間毎月1万円ずつ投資した場合を考えると、株式市場が上昇相場(株価が上がっていく)で投資を行ったA投資家と、株式市場の変動相場(株価が上下する)で投資を行ったB投資家の2人について見てみましょう。結果は?株数が多い方が最終的な利益も大きくなるのです。
このようにして、「長期積立投資」を続けることで、老後の安心感を確保することができます。また、現在加入している「保険」を見直すことで、より多くの資金を運用に回すことができるでしょう。
そして、この手法は40代、50代、60代からでも遅くありません。今すぐに始めてみてください。