経済アナリストの森永卓郎氏が、自身の遺作で『日本人「総奴隷化」計画 アナタの財布を狙う「国家の野望」1985-2029』(徳間書店)の中で、「新NISA頼みの生活は危ない」と警告しています。彼の視点から見ると、日本の株式市場はバブル期以上の不安定さがあると主張します。森永氏は「これからも生きる」私たちに向けたアドバイスを残しており、その中で新NISAのリスクについて言及しています。
森永氏は2025年1月に亡くなりましたが、彼の最後の著作から抜粋した文章では、「非課税投資枠として成長投資枠は年間240万円、つみたて投資枠は年間120万円」である新NISA制度について懸念を表明しています。ブルシット・ジョブ世代の若者たちが預貯金をはたいて全力でNISA買いに走っている状況に対して、「預貯金をはたいた全力NISA買いこそ危ない」と警告しているのです。
森永氏は、2024年の夏に「日経平均株価が2000円になるかもしれない」との予測を出し、それが現実味を帯びる中で、「それでも私は本気で株式市場が暴落すると思っています」と述べています。このような状況下では、新NISA頼みではなく、より安全な老後の貯金方法を探ることが大切かもしれません。
ただし、これらの警告はあくまで特定の個人による見解であり、必ずしも一般的なアドバイスとは限りません。