19日午前、ニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を控えた様子見ムードの中で買いが先行し、反発しました。午前10時現在、ダウ工業株30種平均は前日終値比202.25ドル高の4万1783.56ドルとなり、ハイテク株中心のナスダック総合指数は146.24ポイント高の1万7650.36となっています。
FRBは午後に連邦公開市場委員会(FOMC)の協議結果を公表予定で、金利の据え置きが広く予想されています。特に注目されているのは、会合参加者が示す最新の経済・政策金利見通し(ドット・プロット)で、昨年12月時点から米政権交代による景気先行き不透明感が強まり、年内の利下げ回数に変更があるかどうかが関心を集めています。パウエルFRB議長の記者会見も注目されており、市場の反応が注目されています。
個別銘柄では、ボーイングが5.8%高でダウ平均を牽引しており、アップルやエヌビディアも買われています。一方で、ゼネラル・ミルズの四半期決算が減収減益となり、売上高見通しの下方修正が失望されて株価が3.1%安となっています。