米誌フォーブスは2025年の世界長者番付を発表し、テスラとスペースXで成功を収めたイーロン・マスク氏が再び世界一の座に返り咲いた。今年も3420億ドルの資産を持ち、ドナルド・トランプ大統領の政権運営にも深くかかわるなど、政治と経済の両面で影響力を見せつけている。
世界長者番付は今年で39回目を迎え、史上最多となる3028人がランキングに名を連ねた。2位にはメタのマーク・ザッカーバーグ氏が2160億ドルと初の2位入り、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏は2150億ドルで3位になった。
一方、昨年の首位だったベルナール・アルノー氏(LVMH)は株価の低迷から1780億ドルへと下落し、5位に転落した。また、日本人ではユニクロの柳井正氏とその親族が451億ドルで30位に入り、日本の経済界を代表する存在となった。
フォーブス誌は、ドナルド・トランプ大統領も700位にランキング入りしており、「億万長者層のリーダー」と評価。さらに、トランプ政権には10人以上の億万長者が関わっており、その中でもマスク氏が特に大きな影響力を持っていると指摘している。