脚本家のジェーム斯三木さんが4月に体調を崩して入院後、一時回復したものの今月14日に肺炎で亡くなったことが明らかになりました。91歳でした。
ジェームス三木さんは旧満州生まれで、大阪の高校卒業後、東京へ上京しました。俳優座養成所での訓練を経て歌手として活動を始めましたが、映画監督の野村芳太郎氏に師事し脚本家としての道を選択しました。
彼はテレビドラマ『澪つくし』で大きな成功を収め、澤口靖子さん主演のこの作品は1985年に放送され、最高視聴率55.3%という驚異的な数字を達成しました。さらに、渡辺謙さんが主演した大河ドラマ『独眼竜政宗』も彼の手によるもので、平均視聴率39.7%と歴代最高を記録しています。
これらの業績により1999年には放送文化賞を受賞しました。三木さんは、多くの人々に愛された脚本家として活躍し続けました。