現在の市場は、米国の関税政策や為替変動により不安定な状況にありますが、企業の利益は過去最高を更新し続けています。特にテクノロジーやAIセクターでは割安な銘柄が見受けられますが、不透明感から買い場を見極めるのが難しいと感じる投資家も多いでしょう。
しかし、複雑な経済状況の中でも賢明な投資戦略を立てることは可能だと言えます。今回は、名古屋の長期投資家「なごちょう」氏に相場の転換点や2025年後半の投資シナリオについて話を伺いました。
ーー「なごちょう」さん、現在の市場状況下での転換点はどこにあると考えられますか?
なごちょう氏は、「相場の転換を正確に予測することは難しいが、トランプ大統領の関税政策や為替変動などの外部要因が大きな影響を与える可能性がある。しかし、これらの要因も不確実性が高い」と説明します。
なごちょう氏は、「企業の本質的な価値に注目する投資」を重視しています。「市場下落時には割安な銘柄を見つけ出し、積極的に購入することで利益を得るチャンスが広がります。逆に市場上昇時では慎重さが必要となります」と述べます。
実際に、2025年4月7日の市場下落時には日経平均株価が約5%も下落し、トヨタの株価は5.9%安となりました。「このタイミングで飯野海運を購入した理由は?」との問いに、「安定したケミカルタンカー運賃と不動産事業による収益性があり、2024年度の利益も前年比10%増加と好調です」と答えています。また「PBR 0.8倍、PER 7.0倍、配当利回り2.5%と割安な評価が見られます」と強調しています。
株価掲示板や日経平均株価掲示板での情報を活用しながら、このような戦略を採ることで、賢明に投資を行うことが可能となります。