友人が突然、驚くほど裕福な生活をしていると聞いて、「え、あの人1億円持ってるの!?」と疑問に思うことありませんか?でも彼の実家が財閥でも、親から莫大な遺産を相続したわけでもない。そして宝くじも当たっていない!では一体何があったのでしょうか。
実はその秘密は「長期分散投資」というシンプルで効果的な方法にありました。これこそが「サイレントリッチ」と呼ばれる手法です。この投資法は、特に40代からでも遅くないスタートを切ることができます。
著者はアメリカの独立系ファイナンシャル・アドバイザーとして25年間、100億円以上の資金を預かってきた経験があります。そして彼の教え子たちはこの投資法によって、「老後の安心資金1億円」を築き上げることに成功しています。
その中で重要なのが「保険見直し」というステップです。実は多くの人にとって、加入している保険が自己資産形成の妨げになっていることがあります。適切な見直しを行うことで、余分な出費を抑えつつ投資原資を捻出することができると著者は説きます。
また、フィデリティ証券の調査によれば、最も優れた運用益を出した口座は、所有者がすでに亡くなっていたり忘れられていたものだったという結果も出てきました。つまり、何もせずにほったらかしで長期投資を続けることが、安定した資産形成につながる可能性が高いということです。
この「バイ&ホールド」戦略を実践するには、最低10年以上の持続力が必要であり、平均的には20〜30年程度が目安となります。株価や市場の短期的な変動は気にせずに、長期的な視点で投資先の成長と値上がりに期待を寄せ続けることが肝心です。
日本国内でもこの「サイレントリッチ」を目指す方は増えています。そしてその秘訣は、適切な保険見直しを行い、長期分散投資により自己資産形成を進めていくことにあるのです。