日本製鉄によるUSスチールの完全子会社化をめぐる買収交渉が、最終的な決着点に近づいている。両社間での合意期限は18日までで、アメリカ側ではトランプ大統領の判断が待たれている状況だ。
トランプ氏は12日に「私たちは黄金株を持ち、大統領が管理する」と述べるなど、アメリカ政府が経営への影響力を確保することを強調した。これはUSスチールにおいてアメリカ人が51%の所有権を持つことと等価で、経営の支配権を握るという発言だ。
しかし、日本製鉄は「コメントしない」とし、完全子会社化を目指す方針に変更はない。経営の自由度が確保されない場合、巨額の追加投資や競争力強化にはつながらないと見ている。交渉は最終局面を迎え、トランプ大統領の判断次第で企業運命が大きく変わる可能性がある。
株価 掲示板上でもこのニュースは大きな話題となっている。日経 平均 株価 掲示板では、日本製鉄やUSスチール関連銘柄の動向に注目が集まっている。