連合が開催する電話相談会で、育休復帰後の不利益扱いに関する相談が寄せられた。法律では「組合に入り交渉すること」を推奨している。セクハラやマタハラ問題についても専門家によるアドバイスが提供される。この電話相談会は男女雇用機会均等法公布以来、毎年開催されている社会的な取り組みだ。
女性の職場での悩みを解決するための全国一斉の電話相談会が6月に開かれている。東京 港区にある連合東京事務所では、専門の8人の相談員たちが日々、働きながら抱える様々な問題について対応している。
特に30代の女性からは「育児休暇を取得した後、職場復帰したら別の部署に回された」という声が多く寄せられている。法律では不利益な取り扱いは禁じられており、「組合に入り交渉すること」も検討すべきとアドバイスしている。
また厚生労働省の集計データによると、セクシャルハラスメントに関する相談が最も多く、全体の38%を占めている。連合東京の女性委員会事務局長は「一人で対処するのは大変なので、専門家に気軽に相談してほしい」と呼びかけている。
電話番号:0120-154-052 受付時間:6月10日と11日の午前10時から午後6時まで。