午前の取引で東京市場では日経平均株価が堅調に推移し、前週末比395円48銭高の3万8137円09銭と上昇した。これは円安や米国株式の高値を背景としており、半導体関連や他の大手企業が指数をけん引している。プライム市場では約65%の銘柄が値上がりを見せている一方で、一部セクターではパルプ・紙や鉄鋼といった業種が下落した。
寄り付き直後から上昇基調となり、一時前週末比400円を超えるほどの動きも見られた。取引時間中としては5月30日以来となる3万8000円台を回復し、投資家にとって明るい兆しとなった。
TOPIXは17.51ポイント上昇し、2786.84の水準に達している。この日の出来高と売買代金もそれぞれ6億5083万株と1兆7728億円を記録した。
業種別では医薬品や電気機器といったセクターが上昇しており、特に半導体関連銘柄の動きが目立っている。これは米国市場での良好なパフォーマンスと円安による追い風を受けていると考えられる。