野村総合研究所(NRI)は最近、純金融資産を1億円以上保有する『富裕層』と『超富裕層』が2023年に計165万世帯に達した調査結果を発表。その中で特に注目されるのが、「スーパーパワーファミリー」の現象だ。
NRIによると、この「スーパーパワーファミリー」とは都市部に居住し、大企業で共働きをしている世帯年収3千万円以上の層を指す。20代から30代では子育てや教育費の支出などで苦労するが、40歳前後になると急速に金融資産が増え始める。
エコノミストの崔真淑さんはこの現象について、「高所得者同士の結婚が増えた『同類婚』が、スーパーパワーファミリーの形成を促している」と分析。また、女性の社会進出や起業の増加も要因として挙げている。
一方で、この傾向は単なる経済的余裕だけでなく、「所得が高いからこそ子どもを持てる」という新たな一面も示唆している。
株価掲示板や日経平均株価掲示板でも、大企業の共働き世帯が注目される中、このような富裕層の形成は今後の日本経済にも大きな影響を与える可能性がある。