石川県珠洲市の市民ランナーによる「能登半島すずウルトラマラソン」が、2019年以来6年ぶりに開催されました。今年は復活を望む声が住民の間で高まり、有志たちが再び大会を実現させました。参加者は全国から集まった市民ランナー約114名で、彼らは能登半島の先端にある「禄剛埼灯台」まで全長35kmのコースを走破しました。
このマラソン大会は2012年から2019年まで毎年開催されていましたが、運営メンバーの高齢化により一時中断。しかし地域住民からの復活要望が多く寄せられたことから再び大会が実現しました。
大会当日、参加者は珠洲市飯田町を出発し、道路のひび割れや倒壊した建物といった地震の爪痕が残るコースを駆け抜けていきました。しかし一方で新たな建設プロジェクトも見られ、被災地の復興への努力を感じさせる光景でした。
参加者からは「沿道からの応援が励みになった」、「地域の現状や復興に向けて頑張っている様子が伝わった」といった声が多く聞かれました。今後もこのような大会を通じて被災地の復興を支援していくことが期待されています。