鳥取県西部の大山では、毎年多くの人々が夏の訪れを告げる「夏山開き」に参加しています。標高1700メートルを超えるこの山からは、日本海の雄大な眺めが広がり、家族連れや団体ツアー客たちが日差しが時折見える快晴の中、登山道を進んでいきました。
8日に開催された夏山開きでは、安全を祈願する儀式が行われました。参加者たちは美しい景色と新緑を感じながら、頂上を目指して登っていきます。「大山を初めて登る」という20代の男性も、「いい天気で気持ちよくてとても楽しみです」と語っていました。
一方、70代の広島県からの訪問者は「数年ぶりの大山登山なので、新緑や頂上の眺めが楽しみだ」と話していました。しかし、過去の遭難データによると、去年6月から10月までで17件の遭難があり、そのうち8件は熱中症や脱水症状によるものでした。
警察は登山者たちに対して、天気予報や熱中症警戒アラートを事前に確認し、余裕のある計画を立てることと、登山届を必ず提出することを呼びかけています。