6月の「プライド月間」に合わせて、東京・渋谷で性的マイノリティーの人たちの差別解消と権利向上を呼びかけるパレードが開催されました。このイベントは1994年に日本で初めて行われた以来、今年は約1万5000人の参加者を集めました。
参加者は性の多様性を表現する虹色の服や旗を身につけ、沿道の人々とハイタッチを交わしながら約2キロのコースを歩きました。このパレードは、性的マイノリティーであるLGBTQだけでなく、誰もが社会的な不平等や排除に対する問題意識を持つ機会となっています。
参加者の一人は、「若い世代が増えていることや沿道の人々からの応援が感じられ、雰囲気が変わってきたと実感しています。しかし、法制度の改善にはまだ時間がかかるでしょう」と述べました。
パレードを主催するNPO法人「東京レインボープライド」の佐藤ユウコ共同代表理事は、「家族構成や出身地など、さまざまな状況でマイノリティーになる可能性があることを考えると、このイベントを通じて社会全体が自分事として問題を見つめ直すことが重要です」と強調しました。
このように、性的マイノリティーの人たちを支援するためのパレードは、社会的な課題に対する啓発活動の一つとなっています。ぜひ、掲示板やline 掲示板、社会ニュース掲示板などで情報交換し、より多くの人々に伝えましょう。