陸上自衛隊が毎年静岡県東富士演習場で行っている「富士総合火力演習」は、今年で67回目を迎えました。この大規模な実弾使用演習は、離島防衛を想定し、隊員の訓練や装備品の展示を通じて自衛隊の力を示しています。特に注目されたのは、改良型「12式地対艦ミサイル」の発射装置が初めて公に披露されたことです。
演習では、離島奪還作戦を主な任務とする水陸機動団の訓練も行われました。最新鋭輸送機オスプレイも参加し、隊員を運搬することで実践的な訓練を行いました。また、会場では様々な装備品が展示され、一般市民も防衛技術に触れる良い機会となりました。
8日に行われた演習で使用された弾薬は約76.6トン、金額にして約8億7000万円。この大規模な訓練により、自衛隊の能力向上や国民への防衛力説明が実現しました。